目次
ブランドの“核”を言語化する
まずは「何を守るべきか」を明確にしましょう。
ブランドイメージを守るためには、その根幹となる「世界観」「トーン&マナー」「ビジュアル」「価値観」などを
チーム内で言語化・共有することが重要です。
たとえば、「シンプルで上質な世界観」「誠実で丁寧なトーン」「ナチュラルでやさしい色調」といった要素を
ブランドガイドラインとして定義し、それを広告クリエイティブにも反映させることで、ぶれない発信が可能になります。
守るべきブランド要素を明確にすることで、表現に一貫性が生まれます。
数値だけで判断しない“広告成果”の再定義
CPAやCTRだけで広告の成功を決めていませんか?
確かにCPA(顧客獲得単価)やCTR(クリック率)などの数値は
広告効果の判断に必要な指標ですが、ブランドにとっての“成功”はそれだけではありません。
たとえば「指名検索の増加」「好意的なコメント」「UGCの増加」など、ブランド価値が高まったことを示す成果も重要です。
広告の目的を数値だけに限定せず、「ブランドとしての存在感を高めたか」という視点を取り入れることが
イメージを壊さない広告運用には欠かせません。
ブランド成果の指標を再定義することで、ブレのない施策設計が可能になります。
「効果が出るクリエイティブ」の型をブランド仕様にアレンジ
CTRの高い広告には共通点があるが、それをそのまま使う必要はありません。
一般的に効果が高いとされる広告クリエイティブには、「強い訴求ワード」「目立つボタン」「コントラストの強いデザイン」などが含まれます。
これらを自社ブランドの世界観に合わせてアレンジすることで、イメージを守りながら成果につながる表現が可能になります。
たとえば、ナチュラル系ブランドなら「ボタンの主張を控えめに」「色味を統一感のあるトーンに」するなど
トーンに沿った施策が考えられます。
型は参考に、ブランドらしさを活かしたアレンジが成果につながります。
“らしさ”を活かす媒体選定と配信設計
どんなに良い広告でも、届け方を間違えると台無しです。
ブランドイメージを壊さない広告を配信するには、媒体や配信面の選定も重要なポイントです。
たとえば、高級感や世界観を大切にするブランドであれば、LINEやYahoo!のニュース枠よりも
InstagramやPinterest、あるいは動画メディアのブランドコンテンツ枠など
視覚的な世界観を表現できる場の方が相性が良いこともあります。
また、配信ターゲットの精度や地域、時間帯などの配信設計にも注意を払いましょう。
ブランドに合う届け方を選ぶことが、イメージと効果を両立させる鍵です。
まとめ

ブランドの世界観と広告効果は、両立できます。
ブランドイメージを守りながら広告としての成果も出すには、核となる価値観の共有、指標の再定義、型のアレンジ、届け方の工夫といった要素が欠かせません。
「この表現はうちっぽくないけど、数字は出てるから仕方ない」と妥協するのではなく、ブランドらしさを活かしたままでも成果は出せる──そんな確信を持てるようになることが、これからの広告運用において大切です。
本記事が、ブランドを大切にしながら広告施策を磨いていくヒントになれば幸いです。
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