進化し続ける屋外広告

一昔前の屋外広告といえばOOH広告(Out Of Home)の
中吊り広告や駅内広告、液晶ビジョンなどの屋外広告などが主流でしたが
昨今ではデジタルの力を活用したDOOH広告(Degital Out Of Home)へと進化を遂げてきています。

また更にDOOH広告から更に進化したのがプログラマティックOOH広告

今回は進化し続ける屋外広告についてのお話です。

目次

DOOH広告とは

従来のOOH広告は紙媒体の広告で一度展開した内容を変更することは不可能なものでした。
時代が進みデジタルを取り入れたDOOH広告では、街中の大型ビジョンを始め
駅中などに設置されているタッチパネル式の案内板や店舗に設置されている小型スクリーンなどが
DOOH広告に分類されます。

デジタル分野で表示される屋外広告

更に進化したプログラマティックOOH広告

プログラマティックOOH広告はDOOH広告から更に一歩進化した広告で
通常のDOOH広告では、広告代理店や媒体元が運営、管理などを行っています。

つまり広告主が複数のDOOH広告で広告を流す場合は
運営会社や担当の広告代理店毎に依頼、広告素材の入稿など以外とアナログ的な手続きが必要で
状況に合わせた運用がし辛い現状があります。

この部分を解消するために新たな
「インターネット広告のように、広告の取引や配信を自動化する」事を
プログラマティックOOH広告と呼ばれています。

インターネット広告のような取引が可能になったOOH広告

プログラマティックOOH広告のメリット

広告出稿までが素早く可能に

従来のDOOH広告とは違い、一元管理された元から広告出稿が可能で
広告枠の確認~購入、入稿、配信が対応可能となり広告取引が自動化されているため
最低でも2週間程かかっていた時間が、条件が合えば数日で配信可能になることは
最大のメリットといえます。

効果の可視化

屋外広告の根本に「広告効果がわかりにくい」問題がありました。
プログラマティックOOH広告ではデジタルの力をフル活用してDOOH広告の視認範囲の
ターゲットの年齢、性別、職業、趣味、居住地などを可視化してより効率的な広告配信を目指しています。
これにより、配信した時間帯、場所によって誰にどれだけ見られたかなどデータで取得でき
インターネット広告と同じような効果測定も可能となっています。

新たな広告の場所として

インターネット広告の成長に伴い、良い広告枠の場所は埋まってきています。
それに伴い、個人ブログや質の低い箇所で表示されることも多くなっていますが
従来一等地で配信されていた広告枠で複数の広告取扱が可能になることで
Sランク級の広告枠が新たに生み出されるようになっています。

煩雑な手間がなくなり、素早い広告出稿が可能に

プログラマティックOOH広告のデメリット

予算が高くなりやすい

元々OOH広告はひと目に付きやすい場所=一等地に設置される事が多く
細かな枠での配信が可能になった場合、時間帯によっては従来よりも安価になる可能性はあるものの
ゴールデンタイムや一番認識されやすい時間帯などによっては単価が上る可能性もあるため
通年契約よりも単発で繰り返し出稿する場合は予算がかさむ可能性も。

広告制限を受けやすい

建物や場所に掲げられるOOH広告は、街の雰囲気にあっているか、公序良俗に反していないかなど
細かな規制を受けやすい広告媒体でもあります。
特にデータが可視化されるようになると、時間帯によっては○○系の商材はNGなど
規制が増えることも懸念されます。

単価や広告制限など厳しい側面も

まとめ

OOH広告は時代と共に進化し続けている広告媒体となっています。
最新のプログラマティックOOH広告では従来のデジタルに最新技術を活用することで
従来難しかったデータの可視化や効果測定を可能にすることで、インターネット広告と同じような
複数広告の配信、広告枠の自動取引など最先端の広告媒体となっています。

ただ広告の全てにおいて言えることですが、屋外広告では掲示場所でのイメージが重要で
変な場所や商材のイメージとそぐわない場所に配信されてしまうと効果が得られず
広告主が満足しない結果になってしまうため、事前の下調べなどは必須です。

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