目次
YouTubeショートとは
従来の数分以上ある長尺動画とは異なり最大60秒までの短い動画で
スワイプすることで簡単に次の動画を見ることが可能となっています。
動画サイズもスマートフォンで閲覧することを前提とした比率となっており
従来動画は横長の(16:9)が主流ですがショート動画では縦長の(9:16)です。
スマートフォンで撮影した動画素材などをそのまま使いやすく、画面全体で表示できる事が
通常動画とは異なり、より簡単・手軽に動画投稿がしやすい特徴があります。
よりスマートフォンでの視聴に適した動画
ショート動画の流行
そもそもYouTubeは何故ショート動画の収益化を始めたのか
それは「ショート動画が動画のメインになりつつある」点が挙げられます。
2017年頃からショート動画メインであるTikTokが若い世代を中心に爆発的な人気を生み出し
それに伴い年齢が若い層程、一つの動画を視聴する時間が短い傾向になっています。
Z世代を中心に通常の動画などは倍速視聴など一つの動画に対して時間をかけるよりも
「手短」「簡単」「多様なジャンル」で見れる動画媒体が人気を博すように。
若い世代の需要がまさにTikTokのショート動画が合致して従来の長尺動画メインである
YouTubeではユーザーを逃さないためショート動画に力を入れるようになりました。
TikTokの流行、若い世代の利用方法に適した動画
YouTubeショート動画の強みは「収益化」
YouTubeショート動画は動画投稿者側から見ると、とても魅力的なサイトになる可能性を秘めており
最大のポイントは「広告動画視聴」による「収益化」が可能になる点です。
ショート動画の大手であるTikTokでは受動的な収益化は存在しておらず
「LIVE配信による投げ銭」「企業案件」「外部サイトでのアフィリエイト」での収益になり
視聴されるだけでは収益化に繋がらない為、YouTubeと比較すると収入を得るTikTokerは少ない現状があります。
YouTubeショート動画が収益化を始めることでYouTube初期のような
新しい動画投稿者が増えていくことが予想されます。
TikTokよりも収益化に繋げやすい事がYouTubeショート動画の強み
YouTubeショートの収益の仕組みは複雑
従来のYouTube動画は主に視聴回数に基いて広告主が支払った広告掲載料金の一部が
各投稿者へ支払われる形で比較的分かりやすい方法でしたが
今回のショート動画収益の仕組みは通常とは異なり少し煩雑となっています。
広告主から支払われた広告収入からYouTube側が必要経費などを差し引いて
一度クリエイタープールに計算されます。
クリエイタープールは収益化を行っているショート動画投稿者に支払える金額の総合計のイメージです。そこから各クリエイターへの割当が決められ、収益化に繋がる形となっています。
ショート動画では手軽に使えるよう音源なども使用できますが、通常動画とは異なるため
音楽のライセンス料などYouTube側が用意しなければいけないことも多いため
この様な収益方法が取られています。
通常動画と収益分配までのフローが異なる
まとめ
2023年2月1日よりYouTubeショート動画の収益化が始まります。
収益化に至るまでの方法は従来の動画とは異なるため注意が必要です。
今後YouTubeでは通常動画だけではなく、ショート動画に力を入れていくことが見込まれ
よりユーザー利用が増えていくことが予測されます。
広告もショート動画への配信需要も多くなることが見込まれるため
広告出稿先の新しい場所と期待されるでしょう。